2009-01-01から1年間の記事一覧
アセモグルのインタビュー,今回でおわりです.PDF を例によってアップロードしておきます:こちら Romesh: ダロン,この25年間で経済成長の理解がどれほど進んだのか,おおまかに言ってくれますか.つまり,70年代には,経済成長についてはあまり研究がなさ…
昨日の続きです. Romesh: 現代の経済成長をみると,第二次世界大戦いらい長きにわたって途上国を成長させようと努力を重ねながら,大方は不首尾に終わっていますよね.つまり,せいぜい日本と,少しあとになって韓国や香港あたりがつづいたくらいで,ほんの…
【追記:この訳文の PDF をアップロードしました:tr_Acemoglu_2009_INTERVIEW_modern-economic-growth.pdf 】 ダロン・アセモグルの下記インタビューを訳して紹介します: Daron Acemoglu, "Modern economic growth." Interviewed by Romesh Vaitilingam, 2…
【訳文を追加しました】 【PDF をアップロードしました】 昨日のつづきです: 制度がそれほどまでに国々の貧富にとって重要だと,どうしてわかる? まずはノガレスに目を向けてみよう.ノガレスはメキシコ-アメリカ国境のフェンスで二分されている都市だ.ど…
【PDF をアップロードしました】 『エスクァイア』誌にダロン・アセモグルが寄稿した文章を訳してみます.3回に分けてゆっくりやります 2回でおわってしまいました.正直,内容はいまいちな感じですが,関心がおありならどうぞ. 国を豊かにするのはなにか?…
ご配慮とはげまし,ありがとうございます.今後ともおごらないようにつとめていこうと思います.
大津由紀雄「『英語帝国主義』はメタ言語能力によって粉砕できる」『現代英語教育』1995年3月号,pp.20-23,研究社. 大津由紀雄「『英語帝国主義』はメタ言語能力によって粉砕できる補論」『慶應義塾大学言語文化研究所紀要』第31号 (1999) pp.169-175. KA…
追記:できました! night_in_tunisia さん最高です イングランド銀行発行 解説!量的緩和 日本語版 プレビュー - 徒然なる数学の日々 「解説! 量的緩和」(PDF) イングランド銀行がインフレターゲット政策について一般向けにわかりやすく解説したパンフレッ…
http://xkcd.com/659/ ぱぱ:レゴの家をバラしてパーツをごっちゃにして箱に放り込んだら,もとの家はどこにいくかな? むすめ:箱のなか. ぱぱ:ちがうよ.パーツはただのパーツなんだ.宇宙船になったり電車になったりできるだろ.家もそんな組み合わせな…
「生成文法をやってます」といえば「ああ,統語論をやってるんですね」となり, 「統語論をやってます」といえば「ああ,生成文法をやってるんですね」となるように, 「生成文法=統語論」とイコールでむすばれていることが多いですね.でも,生成文法はま…
追記:リフレ政策ポータルwiki に訳文を掲載しています:「デフレ:問題の概観」――この訳文は,hicksianさん,night_in_tunisiaさん,tmpsoulcageさんの手で最初のドラフトがつくられました. via Hicksianさん@twitter "Deflation - an outline of the prob…
下のエントリにも追記しておきましたが,スウェーデン国立銀行のレポートの翻訳がひととおりできあがりました.ぜひご一読いただきたく. デフレ:問題の概観 - リフレ政策ポータルwiki 一晩またずにやってくださったジェバンニなみなさんの名前をあげておき…
先日訳したクルーグマンのコラムから: 大恐慌からえられた教訓を1つ挙げると,「馬鹿な考えの破壊力をけっしてあまくみてはならん」というのがある.で,大恐慌を引き起こす一助になった馬鹿な考えのなかには,なんと,しぶとく長らえているやつもある.そ…
フォルダを整理していたら断片的な訳文がでてきたので,こっちに転載しておきます:まず,Foundations of Cognitive Grammar, vol.2 から:
もはやじぶんでも読まないかもしれないエントリですが.
サラ! 生きたいなら俺といっしょに来るんだ! 暗殺ロボットが君を殺しにこっちに向かってる. 君のことは俺が守る.機械ほど強くも速くもないかもしれんが,君のためになら戦って―― どーん Alt. ぼくらが生きる世界では,ホンモノの暗殺ロボット航空機が空…
▼ 写真:正体を隠すため,仮面とカツラをつけ,タキシードを着込み,変声マイクをとおして語る John Fryer(右)
ココロさんが「夜中ひとりでトイレにいくのは怖い」 とおっしゃるのでついていったら こんなことを言われました.
西山佑司,「デカルト派言語学」『岩波講座現代思想4 言語論的転回』. 岩波書店,1993年. いま読んでいる「概念とは何か?」で言われている「創造性」に関連して,少しだけ注意点:
ひさしぶりにニコニコ動画に時間泥棒されてました.で,今回のおきにいりはこちら:
ブログ妖精ココロさんを確保しました.
こんなことに: 10月13日,twitterにて,「そらのおとしもの」EDをみた尻Pの感想: 日本はじまったな RT @tripshots: もう日本はだめだ: そらのおとしもの 第2話ED(HD) http://bit.ly/X2Pdu (12:53 AM Oct 13th) そしてただちにこんな発言が: パラグライ…
上記の訳読に少しだけ註釈を付け足しておきます. 認識/根源でパラフレーズがちがう,という話 Depraetere and Reed の解説で言及されているように,根源様相(事象様相)と認識様相ではパラフレーズのされ方が異なります: 根源的可能性:it is possible f…
ところで,さきほどクルーグマンのブログから引いた箇所は,ちょっと面白いものになっています:
ちょっとブログで遊びすぎですね.明日からは自重します.
xkcd より: おいたん「ところが亡霊の首はみつからなかったのさ!」 甥っこ「つじつまの合わないお話だね,ロブおじさん.」 おいたん「じゃあ,もっと怖い話はできるか?」 甥っこ「もちろん.」 おいたん「やってみな.」 甥っこ「9/11が起きたのはぼくが…
前回の続きを1パラグラフだけ. すでに見ておいたように,主観的認識様相は発話の I-say-so 要素を話し手が限定しているのだと分析できる.客観的様相をもつ発話は(それが真理様相であれ認識様相であれ)限定抜きの I-say-so 要素をもっているのだと記述で…
Modality (Oxford Surveys in Semantics and Pragmatics)作者: Paul Portner出版社/メーカー: Oxford University Press, USA発売日: 2009/03/25メディア: ペーパーバック購入: 3人 クリック: 42回この商品を含むブログ (5件) を見る 昨日のエントリで抜粋し…
蝸牛の歩みでジョン・「サー」・ライオンズのモダリティ論を読み進めるシリーズです.前回はこちら. Semantics 2作者: John Lyons出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 1977/10/27メディア: ペーパーバック クリック: 13回この商品を含むブ…
イアン・ハッキングの論文から,認識的可能性の箇所だけ抜粋して訳しました*1. *1:追記:この難破船の例による議論は von Fintel and Gillies (2004) および Paul Portner (2009) Modality p.166 に紹介されています.