定延利之『煩悩の文法』

さっき帰りに本屋でみかけて「あれっ」と思って購入しました.煩悩の文法―体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話 (ちくま新書)作者: 定延利之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/07メディア: 新書購入: 2人 クリック: 95回こ…

Syntactic Theory: a formal introduction (Second Edition)

今日届いたばかりでちゃんと読んでないのですが――Syntactic Theory: A Formal Introduction (Csli Lecture Notes, No. 152)作者: Ivan A. Sag,Thomas Wasow,Emily M. Bender出版社/メーカー: Stanford Univ Center for the Study発売日: 2003/04/01メディア:…

『誤訳―ほんやく文化論』

W.A. グロータース (Willem A. Grootaers). 『誤訳―ほんやく文化論』(柴田武訳,五月書房,2000年) これは翻訳(術)の本というより,言語学の本です.この本にはフレーム意味論という用語は出て来ません (し,そもそも著者はフレーム意味論のこと自体,知ら…

キャス・サンスティーンの(割と)新しい本×2

キャス・サンスティーン(Cass Sunstein,シカゴ大学の法学・政治学教授)の本を買いました.いつ読むのか謎です. Republic.com 2.0 本書は,2001年,911の前に出版された『リパブリック・ドット・コム』(邦訳『インターネットは民主主義の敵か』)のアッ…

サール『心・言語・社会』の構成

第1章だけ訳すつもりですが,構成の見取り図として目次も掲載しておきます(それぞれのリンクは当ブログの翻訳エントリに対応しています): ▼John R. Searle (1998) Mind, Language and Society: Philosophy in the Real World. Basic Books. 1. Basic Meta…

「意識ってなんでしょう?」:スーザン・ブラックモアのインタビュー×3

意識について哲学者や科学者など,いろんな識者にスーザン・ブラックモアがインタビューしてまわった Conversations on Consciousness を以前とても面白く読んだのですが,そのうちフランシス・クリック ,ダニエル・デネット,ヴィラヤヌル・ラマチャンドラ…

ロビン・カーストン『思考と発話:明示的伝達の語用論』

とりあえず値段が鬼です. 思考と発話 明示的伝達の語用論作者: ロビン・カーストン,西山佑司,内田聖二,松井智子,武内道子,山?英一出版社/メーカー: 研究社発売日: 2008/02/22メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 29回この商品を含むブログ (2件) を…

デイヴィドソンの「統一理論」について@インタラクティブ読書ノート別館の別館

下記の一連のエントリを見ると,デイヴィドソンをちゃんと読まなきゃダメだと決意を新たにさせられます. 「デイヴィドソンの「統一理論」について」 「ドナルド・デイヴィドソン『合理性の諸問題』(続)」 「ドナルド・デイヴィドソン『合理性の諸問題』」…

『理系のための口頭発表術』

理系のための口頭発表術―聴衆を魅了する20の原則 (ブルーバックス)作者: R.H.R.アンホルト,鈴木炎,I.S.リー出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/22メディア: 新書購入: 11人 クリック: 144回この商品を含むブログ (62件) を見る 評判どおりのすばらしい…

テイラー新訳など

▼テイラー『認知言語学のための14章』の第3版の翻訳が刊行されました: 認知言語学のための14章 第三版作者: ジョン・R.テイラー,辻幸夫、鍋島弘治朗、篠原俊吾、菅井三実出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/01/30メディア: ハードカバー クリック: …

言語系の研究書×2

新しく届いた本. ジェイムズ・ハーフォード『意味の諸起源:進化の観点から見た言語』 The Origins of Meaning (Language In The Light Of Evolution)作者: James R. Hurford出版社/メーカー: Oxford Univ Pr on Demand発売日: 2007/10/11メディア: ハード…

セックスボット・ラブドール・動くフィギュア:Love + Sex with Robots を読みつつ

なんだかんだ言いつつ,チラチラと Love + Sex with Robots や著者のインタビューを読んでいるのですが,いろいろと面白いです.Love and Sex with Robots: The Evolution of Human-Robot Relationships作者: David Levy出版社/メーカー: Harper発売日: 2007…

オラなんだかワクワク(ry

先日のエントリー(「EDGEより:休日の読書リスト」)でメモしておいた Love + Sex with Robots が届きました. Love and Sex with Robots: The Evolution of Human-Robot Relationships作者: David Levy出版社/メーカー: Harper発売日: 2007/11/01メディア:…

近刊:『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』

まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/02/01メディア: 単行本購入: 28人 クリック: 585回この商品を含むブログ (174件) を見る 訳者は『ヤバい経済学』の方な…

鶴見俊輔『期待と回想』(+「言葉のお守り的使用法について」のメモ)

鶴見俊輔さんの『期待と回想』が朝日文庫になりました: 期待と回想 語りおろし伝 (朝日文庫 つ 12-1)作者: 鶴見俊輔出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2008/01/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (32件) を見る (底本は晶文…

EDGEより:休日の読書リスト

EDGE に「休日の読書リスト」が掲載されています:THIRD CULTURE HOLIDAY READING: Books By Edge Contributors (and others) ― 2007