翻訳

Chapter 1: THE NATURE OF SCIENCE:[1-14]〜[1-16]

■SFAA[1-14] 科学は論理と想像力の融合である 仮説や理論を考え出すときにはあらゆる種類の想像や思考が駆使されるのだが,遅かれ早かれ科学的な論証は論理的推論に合致しなければならない──すなわち,推論・証明・常識の規準を適用することで論証の妥当性の…

Chapter 1: THE NATURE OF SCIENCE:[1-12]〜[1-13]

■SFAA[1-12] 科学は証拠をもとめる 科学的な主張の妥当性は遅かれ早かれ現象の観察を参照することで決着がつく.よって,科学者は正確なデータを得ることに傾注する.そうした証拠をもたらす観察や計測がなされる状況は,自然な環境(たとえば森林)から完全…

Chapter 1: THE NATURE OF SCIENCE:[1-10]〜[1-11]

■SFAA[1-10] 科学的探求 科学的な学問分野にはさまざまなものがあるが,根本の部分において共通している.それは,証拠にもとづくこと,仮説と理論の使用,各種の論理の使用などだ.とはいえ,科学者ひとりひとりは互いに大きく異なっている.たとえば探求し…

Chapter 14: REFORMING EDUCATION:[14-21]〜[14-25]

SFAA第14章の訳はこれでひとまず終わりました.見直しはまた時間をおいてからやります.なにか気づいた点がありましたら,どなたでもお気軽にコメント欄に書き込んでください.誤訳・誤字の指摘はいつでも大感謝・大歓迎です. ■SFAA[14-21] 改革のための条…

Chapter 14: REFORMING EDUCATION:[14-13]〜[14-20]

【2008-03-13】誤字・表現を改めました. ■SFAA[14-13] 教師が中心 たしかに教育を改革する創造的な構想はさまざまなところからもたらされている.しかし,教室での直接の経験から得られる洞察を提示できるのは教師のみである.学生の知識や技能,そして学校…

Chapter 12: HABITS OF MIND [12-13] & [12-14]

■SFAA[12-13] 科学・数学・テクノロジーを学ぶことに対する態度 小学校の児童は,自然や数におのずと興味をいだいているものだ.しかし,卒業するころになると,そのあまりな退屈さと学びにくさに,多くの児童は数学をおそれるようになったり科学離れを起こ…

Chapter 12: HABITS OF MIND [12-11] & [12-12]

(SFAA翻訳プロジェクトのブログにもコメントを書きましたが,第12章の残りの部分はおそらく他の方々がとりくんでおられると思うので,他の章でお手伝いするつもりです.) ■SFAA[12-11] 科学・数学・テクノロジーの社会的な価値 さらに,学習プロセスの結果…

Chapter 9: THE MATHEMATICAL WORLD:修正案[9-31][9-32][9-33]:「標本抽出」の項目

【追記】訂正:当初は[9-31]を新規の訳として掲載する一方で[9-32][9-33]の修正案を出しておりましたが,[9-31]もすでにkahjinさんが訳しておられました.3つとも参考用の訳文とみなしてください. ダメだ自分>< 【2008-03-16追記】訳の表現を修正しました…

Chapter 14: REFORMING EDUCATION:[14-7]〜[14-12]

■SFAA[14-7] 改革の前提 改革は必然的に長い時間を要する 教育では弥縫策はかならず失敗する.そうなる理由は容易にわかる.理由のうちもっとも明白なのは,実行の規模である.合衆国における教育は大規模な事業であり,300万人以上の人々が雇用され,年に20…

Chapter 14: REFORMING EDUCATION:[14-1]〜[14-6]

SFAA第14章の翻訳を少しお手伝い. 【2008-03-13】誤字・表現を改めました. ■SFAA[14-1] プロジェクト2061は,学校の短期的な改善よりも教育の長期的な改革に関わっている.たしかに学校の改善は必要かつ可能であり,また,合衆国の多くの地域で現に進行し…

Chapter 12: HABITS OF MIND [12-27]

ひきつづき,「すべてのアメリカ人のための科学」第12章のお手伝いをちょっとだけ. ■SFAA[12-27] 器具の取り扱いと観察 誰もが,身の回りにある素材や道具で家庭内の用事をこなす能力や,あるいは日常的なテクノロジーを使って入念な観察や情報利用を行う能…

Chapter 12: HABITS OF MIND [12-25] & [12-26]

■SFAA[12-25] 概算 正確な計算をせずとも概算で十分に事足りる場面は多い.それどころか,そちらの方が通例であってむしろ例外ではないのかもしれない.厳密な計測やしっかりした計算をするかわりに近似的な答えを概算することもしばしばあるが,しかし大半…

ジョン・ライオンズ「直示と主体性=主観性:我発語スル,故ニ我アリ?」(7)

しばらくつづきましたが,ライオンズの訳読も今回でおしまいです. 原文:John Lyons, “Deixis and Subjectivity: Loquor, ergo sum?”, in R. J. Jarvella & W. Klein (eds.), Speech, Place, and Action, John Wiley & Sons, 1982. これまでの訳:(1),(2)…

Chapter 12: HABITS OF MIND [12-29] & [12-30]

昨日からつづいて,「すべてのアメリカ人のための科学」第12章をちょびっとだけ訳しました.パラグラフ [12-29] と [12-30] です.ひょっとすると無駄になるかもしれないんですが,とりあえず. ■SFAA [12-29] 批判的に受け止めるスキル マスメディア・教師…

「有標性」に関する3つの観点

昨日のエントリで言及したように,ライオンズは有標性について3つの観点を区別しています.これについては,Cruse (2004) が教科書的にわかりやすくまとめています: 有標性 (markedness) の概念はしばしば反対語の対に適用される:対立をなすものの一方が有…

Chapter 12: HABITS OF MIND [12-28]:「コミュニケーション・スキル」の項目

さきほどのエントリでSFAA勝手に翻訳プロジェクトを紹介しました.微力ながらぼくもお手伝いしたいと思い,とりあえず12章のパラグラフ28を訳しました. 該当するページは,翻訳プロジェクト本家ブログのここ. 誤訳の指摘は随時大歓迎です\(>▽<)/ ■SFAA…

対談:チョムスキー×トリヴァース(つづき)

言語学者チョムスキーと進化生物学者トリヴァースの対談のつづきです(前半はこちら;原文はこちら]). 「威信を保つ」 "MAINTAINING CREDIBILITY" ■トリヴァース:ここには個人の自己欺瞞との類似点があります.情報は有機体/組織のどこかにあることが多…

対談:チョムスキー×トリヴァース

追記:Issuu および Scribd でPDF版を閲覧・ダウンロードできるようにしました. 『シード』に掲載された言語学者チョムスキーと進化生物学者ロバート・トリヴァースの対談. 原文:“Noam Chomsky + Robert Trivers” http://www.seedmagazine.com/news/2006/…

クルーグマン,「低賃金労働を称えて」

追記:Issuu および Scribd でPDF版を閲覧・ダウンロードできるようにしました. ■原文:Paul Krugman, "In Praise of Cheap Labor: Bad jobs at bad wages are better than no jobs at all"

The Power of Thought

『エコノミスト』誌の記事 なんとなく和訳してみました:

EDGEより:休日の読書リスト

EDGE に「休日の読書リスト」が掲載されています:THIRD CULTURE HOLIDAY READING: Books By Edge Contributors (and others) ― 2007