2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

補足:一度も実際に起きていなくても現在時制をいわゆる「習慣」的に解釈できる

今日訳した範囲で,コムリー先生は現在時制の「習慣」解釈について, これまで実際に生起した出来事のインスタンスをもとに 一般化がなりたつという帰納がなされている と述べています. しかし,一度もその出来事が実際に生起したことがなくてもかまわない…

補足:現在時制と遂行節について

またラネカーせんせいですが:

クリッチリー批判がたいへんに勉強になる(語学的に)

サイモン・クリッチリーが『ニューヨーク・タイムズ』の The Stone という批評ブログ(?)のモデレータになったことについて,Brian Leiter が痛烈にこきおろしています(かねてからクリッチリーが批判されていることは,こちらで教わりました):

before節の完了相について (Swan 2005: 84)

コムリー『時制』のこの箇所に関連して,マイケル・スワンの Practical English Usage (3rd edition) より抜粋:

補足:過去完了の時間指示について

【追記】:wimble/wirnbleさんからのコメントで,当該の図で意図されていることについてご説明いただきました. コムリーの翻訳エントリで,"he had already left again before Jane arrived" の時間順序を見やすくするため,次の図を付け足しました: