断線したイヤホンのプラグを交換したり:オーディオテクニカ ATH-EM700ti の例
このブログをもっとフリーダムな感じで使ってみよう企画.
今回は,プラグ付近で断線を起こしたまま放置していたイヤホンを直してみました.
修理したのは,むかし愛用していた audio-technica の ATH-EM700ti せんせい.このごろは売り場でもあんまり見かけない,耳掛けタイプのややお高いイヤホンです.なかなかよい音を鳴らしてくれます.チタンのハウジングもかっこいいぞ! 実は保証期間中に断線をメーカーさんに無償修理してもらったこともありました.しかし,いまはもう保証期間はとっくに過ぎ去り,製品じたいも生産中止.
プラグ付近の断線はありがちなケースのため,ネットに修理のやり方があれこれ書かれております.
参考にしたページ
- 断線の修理の仕方(耳かけ式イヤホンATH-EM5の場合) - Object Avenue
- イヤホン、断線、プラグ、修理! - まったりまったり色々と。
- イヤホン(ヘッドフォン)の断線を修理する - ROKU STUDIO
いまさら同じようなことを書いても価値はなさそうですが,これと同じ機種を直そうと思った人がいつか検索で参考にできるかもしれないので,いちおうメモっておきます.
準備したもの
- 交換用プラグ:オヤイデの P-3.5 SR.少しお高いのですが,なんか外見がかっこよろしかったので奮発しました.
- 半田ごてと半田:お安いやつですませました.「オーディオ用」とされるものもありますが,今回はパス.
- グルーガン:固形のボンドを熱して溶かして うにゅっ と出す人.半田付けしたあとにこれで固めます.
まずは,コードの断線したあたりから先をプラグもろとも切断.
コードの先端のゴムを取り除くと,3本の線がでてきます.絶縁の皮膜を,先端の方だけライターであぶって除去.
赤が右チャンネル用,緑が左チャンネル用,黄色く見えるのはグラウンドです.
▼ 交換用のプラグ
オヤイデさんの商品ページで左右のチャンネルとグラウンドが写真で示されています.
▼ プラグにそれぞれの線を半田付け(ヘタクソだけど,まあ仕方ないかなって.)
▼ プレイヤーにつないでちゃんと音が出るか確認.
▼ 問題なく音がでてるので,そのままグルーガンで固定
▼ 樹脂が乾いたら,カバーをつけて完成
▼ とりあえず,きれいに左右から音が出るようになりました
――でも,けっこうめんどくさいので,さっさと新品を買う方が手っ取り早いのも事実でございますわね.
あと,信頼性はわかりませんが,1000円から修理を受け付けているところもあります:
修理に失敗したらそのまま持ち主に返品,修理に成功した場合だけお金を請求するそうです.ウィザードリィの神殿と比べて良心的なシステムですね.