ずぶずぶずぶずぶ…


先日訳したクルーグマンのコラムから:

大恐慌からえられた教訓を1つ挙げると,「馬鹿な考えの破壊力をけっしてあまくみてはならん」というのがある.で,大恐慌を引き起こす一助になった馬鹿な考えのなかには,なんと,しぶとく長らえているやつもある.そいつらは変形しつつも今日の経済論争に影響を及ぼし続けてる.


で,ごぞんじのとおりのありさまですよ:

日銀の白川方明総裁は3日都内で講演し、「国債という借金の実質的な価値を目減りさせるためインフレ的な政策を採れば、さまざまな問題が起こる」と指摘。その上で「そうしたことは中央銀行は決して行わない」と強調した。また「長い目でみた物価の安定、経済発展のために金融政策を運営していくことについて、国民・海外投資家から信認を得ることが大事だ」と述べた。


 2010年度予算編成をめぐり、税収不足を補うための赤字国債の増発が懸念されている。また日銀は先月30日に11年度まで3年連続の物価下落見通しを公表した。このため日銀にとって、長期国債の買い入れ、デフレ対策などを求められる可能性が高まっているが、同総裁が早くもけん制した格好だ。(2009/11/03-14:27)


(「インフレ的政策は採用せず=日銀の白川総裁時事ドットコム


もう教訓の復習はじゅうぶんにすませましたよ…