近刊チェック:ポートナー『モダリティ』
「はてなブックマーク」でもチェックしておいたのですが,忘れないようにメモ:
- Paul Portner, Modality, Oxford University Press, 2009.
Modality (Oxford Surveys in Semantics and Pragmatics)
- 作者: Paul Portner
- 出版社/メーカー: Oxford University Press, USA
- 発売日: 2009/03/25
- メディア: ペーパーバック
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形式意味論ベースの本ではあるのですが,目次からうかがわれるように言語学的意味論でのモダリティ(様相)の扱いについて主要な議論をまとめた本になっているようです.形式意味論だからって毛嫌いしてちゃダメですね.
第1章 導入
第2章 様相論理
- 2.1 モダリティが論理学と意味論にとって重要な理由
- 2.2 様相論理の基本的な考え方
- 2.3 言語学的に現実的なバージョンの様相論理
- 2.4 展望
第3章 モダリティの主要な言語学的理論
- 3.1 Angelika Kratzer の研究
- 3.2 動的論理におけるモダリティ
- 3.3 認知-機能言語学におけるモダリティ
- 3.4 展望
第4章 文モダリティ
- 4.1 文モダリティという意味範疇
- 4.2 認識モダリティの諸問題
- 4.3 優先(義務?)モダリティの諸問題*1
- 4.4 動的モダリティの諸問題
- 4.5 展望
第5章 モダリティとそれ以外の内包的範疇
- 5.1 様相文の時間特性
- 5.2 条件文
- 5.3 モダリティ・叙法・証拠性
- 5.4 展望
*1:priority modality という用語は初耳です.