ビョルン・ロンボルグが「グリーンピースのシンパ」?


 こまかいことのメモです.

 『ウィキペディア革命』より,ブリタニカとウィキペディアを比較したネイチャー誌の記事について記した箇所から:

このほか評価者が行った指摘には主観的すぎるものもあった.例えば,デンマークの学者でグリーンピースのシンパ,ビョルン・ロンボルグについて二つの辞典の記事を担当した学者は,「闘う環境主義者」と呼ぶのは強すぎると評価した.「私は闘うという用語が極端だと考えます」.ブリタニカはこの評価を当然拒否した.それはネイチャー誌が行った調査の中で最も目立つ誤りの一つだった.
(『ウィキペディア革命』p.33)


この訳文をみるかぎりですと,ロンボルグが「グリーンピースのシンパ」だという点は両方の事典で受け入れられているようにしか読めません(「元シンパ」ぐらいならいいんですが).

 訳し方のためにこうなっているのか,それとも原文でも同じなのでしょうか.

 当該のw ウィキペディア項目を参照しますと:

1998年に、ロンボルグは、主要なデンマークの新聞のポリティカンに環境の状況について4つの記事を載せた。彼によると、それは、「猛反発の議論をひきおこした。主な大都市部の新聞上で、記事は、400を超えた」。 2001年には、The Skeptical Environmentalist(環境危機をあおってはいけない地球環境のホントの実態)という本を出版し、彼に大きな注目が向けられた。論争を呼ぶ本で、主なテーマは、もっともよく言われている主張と環境保護主義者の予測の多くは、誇張されているというものだった。  彼は、これに関連して、自分は、グリーンピースのサポーターであったと主張している。グリーンピースが彼をメンバー、サポーターであったとしてもなんの記録もないという問題があったが、彼は、グリーンピースの募金あつめに金を出したと言った。グリーンピースには会員カードはない。