これまでの「時制の転位」関連エントリまとめ
時制が述語の表す状況（出来事・状態）ではなくて言外の要素の時間を表すのを「時間標識の転位」*1 または「時制の転位」と呼ぶことにするとして，この転位現象に関連するエントリをこれまで断続的にあげてきました．一度，ここで一覧にまとめておきます：
日本語の事例：
- 感謝の時制：「ありがとうございます」vs「ありがとうございました」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20071230/1199456476)
- （つづき）「ありがとうございます／ました」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080110/1199972280)
- （つづき）「ありがとうございます／ました」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080114/1200249283)
- （つづき）「ありがとうございます／ました」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080119/1200754681)
- 「あの映画，面白いよ／面白かったよ」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080805/p1)
- 「このフィグっていうの，すっごいおいしかったんだよね」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080907/p2)
- 資料：killhiguchiさんに送ったメール（フルボッコにされる予感orz）(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080808/p4)
英語の事例：
- 事例のメモ：いまも成り立っている状態について過去時制を使うケース (http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20090623/p1)
- おたより：名前をはじめて訊ねる場合は What is/#was your name? とのこと (http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080814/p1)
- 「お名前はなんでしたっけ？」：What is/was your name, again? (http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080810/p1)
- 事例：現在の状態に（も）言及しつつ過去時制を使っているケース (http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080808/p1)
- 事例："he was a different race five times" (http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080729/p1)
言語学の理論的なこと：
- 記述的意味と非記述的意味 (http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080110/1199973449)
- レヴィンソン『意味の推定』から抜粋：時制のQ推意 (http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080823/p3)
- 部分期間特性 & 加法特性 / 抜き出し可能性 & 伸張可能性 (http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080817/p1)
- 「部分的期間の定理」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080808/p2)
- 寺村 (1984) から抜粋：コトと主観的判断の「融合」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080805/p2)
- 翻訳：ロナルド・ラネカー「表出語句」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080603/p1)
- 翻訳：ロバート・ビニック「アスペクトとアスペクト性」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080819/p1)
- 翻訳：ローラ・ミヒャエリス「英語の時制」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080506/p2)
- 翻訳：ジョン・ライオンズ「直示と主体性=主観性：我発語スル，故ニ我アリ？」(http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20080225/p1)
