ハンフリーのエッセイを訳していてはたと思ったのですが
こういうレトリックはなんと呼ぶんでしょうか:
How can the wine of consciousness, the weird, ineffable, immaterial qualia that give such richness to subjective experience, conceivably arise from the water of the brain?
もちろん,「意識:脳」=「ワイン:水」という隠喩的な対応関係があるのはわかるんですが,それを言い表すときの統語的なパターンが面白いなぁと思いまして.
似たようなところでは,こんなのもあります:
These problems have led some to throw the dynamic baby with its lexicalist bathwater
これは「産湯と一緒に赤子を流す」のイディオムに形容詞で dynamic / lexicalist を重ねている例です.つまり,「産湯:赤子」=「語彙主義:動的アプローチ」という隠喩的な対応関係を言い表しているわけですね.
なにかご存じの方はコメント欄に書き込んでいただければありがたいです\(>ω<)